床に足をつけたとき、壁に手が触れたとき。素材の違いは、体が正直に教えてくれます。「気のせいかな」と思っていたその感覚に、ちゃんと理由がありました。
五感で感じる、木のちから。
▼家の中で「ほっとする場所」はどこですか?その場所に、木はありますか?
人が心地よさを感じるとき、そこには必ず五感への働きかけがあります。木の家は、視覚・触覚・嗅覚・聴覚のすべてにわたって、やさしく人の感覚に寄り添います。

▼フローリングを素足で歩くとき、冷たいと感じますか?それとも温かいですか?
研究によると、人は金属や厚い塗料を触ったときにストレス反応を示す一方、無塗装または薄い塗装の木材に触れると、リラックス効果が得られることがわかっています。
これは感覚的な好みではなく、生理的な反応です。
体が素直に「心地よい」と答えているのです。
素足でひのきの床を歩くと、木が体温を奪わずじんわりと温もりを返してくれます。
タイルや大理石の床が「ひんやり」と感じるのは熱伝導率が高いためですが、
木は熱伝導率が低く、足が触れた瞬間から体に馴染むような感触があります。

木の家が「見えない光環境」をつくる
▼目が疲れやすい、なんとなく家の中が落ち着かない──そんな感覚はありませんか?
木材はその表面構造から紫外線を吸収しやすく、反射した光に紫外線がほとんど含まれません。
つまり木に囲まれた室内では、目にやさしい光環境が自然とつくられています。
白いビニールクロスは光を強く反射しますが、木の壁は光をやわらかく拡散します。
この違いが、長く過ごしても目が疲れにくい空間をつくっているのです。
一日の暮らしの中で、木が働いている

「家に帰ると、なぜかほっとする」──その感覚を意図的につくれるとしたら、どうでしょう。
素材を選ぶことは、毎日の暮らしの質を選ぶことです。
木の家はその選択肢の一つとして、静かに、でも確かに体に働きかけてくれます。
