
第1回 ── 基礎知識
「真壁」って何ですか?
柱が見える家のこと、はじめて知りました。
家の壁から、柱や梁がのぞいている——そんな空間を「真壁(しんかべ)」と呼びます。古くて新しい、この工法が今、静かに注目を集めています。
真壁と大壁、何が違うの?
▼あなたが今住んでいる家、壁を触ったとき「木」を感じますか?
多くの現代住宅は「大壁(おおかべ)」といって、柱をビニールクロスや石膏ボードで覆い隠しています。
見た目はすっきりしていますが、木の存在感はほとんど感じられません。
一方、「真壁(しんかべ)」は柱や梁をあえて表に出し、木の肌を室内に直接見せる工法です。
奈良の法隆寺も、京都の古い町家も、みな真壁づくりです。
1000年以上の歴史がある工法が、いまもこうして私たちの暮らしに息づいています。
世界最古の木造建築・法隆寺が建てられたのは約1300年前。
その建物が今も美しい姿を保っているのは、
真壁づくりと、
ひのきという素材の力があってこそと言われています。
「古くさい」は誤解です。

▼「木の家って、なんとなく古民家っぽくて自分には合わないかも」と思っていませんか?
実は、真壁はスタイルを選びません。
シンプルモダンにも、北欧テイストにも、和モダンにも馴染む、懐の深い工法です。
柱の色味や太さ、建具のデザインによって、空間の雰囲気はがらりと変わります。
「木が見えている」というだけで、なぜかほっとする感覚がある。
それは、木という素材が私たちの五感に自然と働きかけているからかもしれません。
なぜ今、真壁が選ばれているのか
▼家を選ぶとき、「素材」のことをどれくらい考えたことがありますか?
大量生産・効率優先の家づくりが当たり前になった今だからこそ、
「本物の素材に囲まれて暮らしたい」という気持ちが静かに広がっています。
健康への意識が高まり、子どもの育ち方を真剣に考えるようになり、
「長く住める家」「住むほどに愛着がわく家」を求める方が増えています。
年を重ねるほど深みが増す木の家は、「長く住む」ライフスタイルに合います
▼真壁の家を選んだ方が「一目惚れした」と話すのはなぜでしょう?
それは、言葉より先に体が反応するからです。
柱が見える空間に足を踏み入れたとき、何か懐かしいような、
落ち着くような感覚がある。その感覚は気のせいではなく、
木という素材が私たちの五感に働きかけているからです。
▼「古くさそう」と思っていた方、一度だけ試してみませんか?
百聞は一見にしかず。
モデルハウスに足を運んで、
その空気感をご自身の肌で感じてみてください。
きっと、家づくりのイメージが変わります。
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