人と動物が木の温もりに包まれる、開放的な住空間。
ABOUT
「木を、暮らしの中心に」
この住まいは、構造材である梁・桁・柱をあえて「見せる」ことで、木そのものの表情や香り、温もりを日常の中で感じられるように設計しました。天井裏に隠すのではなく空間の意匠として活かす架構美、床から天井まで統一された無垢材の質感、そして光と風を取り込む吹き抜けや造作階段——これらすべてが、木造住宅ならではの「呼吸する空間」を生み出しています。
派手な装飾に頼らず、素材そのものの美しさと丁寧な造作によって、時間が経つほどに味わいを増す住まい。ご家族が日々の暮らしの中で木のぬくもりに触れ、心地よさを実感していただける一棟となりました。
VOICE

①対面キッチンのあるLDK
「家族の気配がつながる、造作カウンターキッチン」
無垢の杉板張りの天井に、あえて梁と桁を見せる「あらわし」の架構を採用しました。キッチンから見上げると、木材の節や木目がそのまま意匠となり、既製品にはない立体感を生み出しています。手前のカウンターは造作で仕上げ、天板には無垢材を使用。ダイニング側に立つ人と自然に会話できる高さに設計し、家事をしながらも家族の気配を感じられる空間としました。床材にも同じ樹種の無垢フローリングを採用することで、天井から床まで一体感のある木の空間が完成しています。
②勾配天井の吹き抜けリビング
「勾配天井が生む、伸びやかな吹き抜け空間」
リビングの醍醐味である勾配天井を活かし、棟木に向かって空間が広がっていくダイナミックな架構を見せています。梁や束を白い塗り壁と組み合わせることで、木の量感を保ちながらも圧迫感のない、明るく開放的な印象に。大型のシーリングファンが天井の高さを強調し、季節を問わず心地よい空気循環を生み出します。窓から差し込む自然光が壁面を柔らかく照らし、無垢材の質感をより一層引き立てています。
③2階ホールから見下ろす吹き抜け
「上下階をつなぐ、木の架構美」
2階ホールから1階を見下ろすアングルで、この住まいの構造美をお伝えします。梁と束が交差する伝統的な木組みの表情がそのまま意匠となり、単なる構造材が「見せる架構」として空間の主役になっています。吹き抜けを介して1階と2階の空気や気配がゆるやかにつながり、家族の存在を感じながら暮らせる間取りです。差し込む光と影が木目に陰影を落とし、時間帯によって表情を変える点も、この住まいの大きな魅力です。
④造作階段とアンティーク調の建具
「木の質感を楽しむ、造作階段とガラス戸」
踏板・側桁ともに無垢材を使用したオープン階段は、光と風を遮らない軽やかなデザインが特徴です。蹴込み板をなくすことで、視線が抜け、階下まで自然光が届く明るい空間を実現しました。左手には、格子状のガラスがはめ込まれたアンティーク調の室内ドアを採用し、木の温もりとクラシックな趣を融合。細部にまでこだわった造作家具や建具が、住まい全体の質感を底上げしています。








